株式会社の株式を購入することによってその会社の株主(所有者)になることができます。
目次
株主の権利
①議決権
株主総会に参加して議決に加わることができる権利。
②剰余金分配請求権
企業が出した利益分配を、保有している株数に応じて配当金として受け取れる権利。
③残余財産分配請求権
企業が解散した時に残った企業の資産・財産を分配して受け取れる権利。
株式のメリット
①売買差益(キャピタルゲイン)
株式を売却することで、売買差益を得られる。株価が安い時に購入して株価が高くなった時に売却することで、その差額が利益(売買差益)になる。
②配当金(インカムゲイン)
株式を保有することで配当金を得られる。株式を保有し続けている間、配当金を受け取れますが、株価の下降や配当金が支払われなくなるリスクもある。
③株主優待
株主に対し、企業が自社の商品などを贈る制度。すべての企業とは限りませんが、上場企業のうち約4割が優待制度を導入してます。株主優待を受け取るためには、その企業が定める権利確定日までに、企業が定める株数を購入して株主として登録されることが条件です。
④株主総会に参加できる。
株主には議決権が与えられ、企業の重要事項を取り決める株主総会に参加し、議決権を行使することで企業の経営に参加できる。
株式のデメリット
①ある程度の投資金額が必要
株式を売買する場合、最低売買単位(単元)が決められています。原則として、1単元は100株単位(最低売買単位が100株)となっている。
株式を購入するのに必要な最低投資金額は、株価(現在値)×1単元(100株)で計算できます。
株価(現在値)が1,000円で、1単元が100株(最低売買単位が100株)の場合、株式を購入するために必要な最低投資金額は、1,000円×100株=100,000円になります。
②元本の保証はない
株式投資では元本が保証されません。株価はさまざまな要因で変動し、株式を購入した時よりも安い株価で売却した場合は損失が発生する。
③倒産する可能性がある
企業が倒産すると株式の価値がなくなり、投資資金が返ってこないこともある。
④売買が成立しないこともある
取引が少ない銘柄(株式)では、株を購入(売却)したいと思っても、すぐに売買が成立しない場合がある。